CPUの作り方
- 作者: 渡波郁
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読者が具体的なイメージを持って理解出来るように、文章が工夫されている。
準備は必要最低限に絞っている。
- ともかくその時点の知識で、まずは1bit CPUを作ってみる。
前半の方は、必要最小限のアナログの説明もされている。
6章からがCPUの説明
プルアップ(プルダウン)->CRフィルタ->チャタリング防止->シュミットトリガ->リセット回路の説明の流れが秀逸
- ただし、シュミットトリガの説明は天下り
ROMを自作するので、ROMの基本的な構造が具体的にわかる。
- ROMプログラムを格納する場所という(完全に間違いではないが)杓子定規に解釈すると誤解を招く表現の正しい解釈の説明がある。
P.132-P.134の配線パターンの部分はよくわからなかった。実際に自作するときは苦労しそう。
前提知識
数値の大小関係の判断 -> キャリーの有無で判断
ドライブ能力の説明あり
引用
- 転送の途中に演算回路があれば演算命令に化けるだけ (p.171)