IT練習ノート

IT関連で調べたこと(実際は嵌ったこと)を書いています。

日経SYSTEMS4月号 超リスク管理

特集はリスク管理でした。

タイトルは
挑むプロジェクトを成功させる 超リスク管理 先見性と俊敏性を高める実践テク
です。

検討したリスクをどのように見積もりやスケジュールに反映するかという点に関心がありまして、興味深く読みました。

中身は下記です。
Part1 [座談会] 従来周防からの脱却を急げ
Part2 [総論] いま求められる超リスク管理
Part3 [事例] 現場の実践テク
Part4 [演習] リスクを前向きにとらえるトレーニング
Part5 [解説] 未知のリスク洗い出す新手法「RBS

記事を読んで気になった点を取り留めもなく書いてみますと、

p.28 「コミュニケーションのリスクが深刻になってきました」
p.31 「リスク管理とは結局、情報戦なんです」
p.35 「その(超リスク管理)やり方は、自分の現場に合わせて工夫する必要がある」
p.40 「これらのチェックリストをユーザ側と(開発側で)共有する点だ。」
p.42 「PMBOKでいうリスク登録簿に、...「得られるメリット」という欄を加える」
p.47 「一つの(リスク項目を抽出する)方法として、管理対象ベースとアクティビティーベースのRBS要素をマトリクス化し、その交点に着目してリスク項目を抽出する」

特集記事ではリスクと課題をあまり明確には区別しないでリスク管理をとらえているようでした。
私自身は、リスク(発生していないこと)と課題(発生していること)はできるだけ分けて考えようとしています。もちろん、リスクなのか課題なのかの分類にこだわっても仕方ない部分はありますが。

それから、特集記事の全体を通して、リスクを関係者に見える化することは暗黙の前提とされている印象を持ちました。